2010-11-15

今日も帰り道

 2010.11.15 Monday













かさりかさりと
アスファルトに落ちてくる葉の群れを

車のタイヤが右に左に 前に後ろに
踏みしめていく

ちぎれて ちぎれて
粉になった葉が
宙を漂う
もやもやと
ササササっと


縦に並んだ三つ星は
今日も同じ距離感で。

オリオンに向かって帰る


22:11

2010-11-06

じぶんの立っている位置を

 2010.10.9 Saturday





















じぶんは把握できているのだろうか
とてつもない不安感から
下を、足元をながめる

地に足をつけなさい

とはどういうことなのか
しばらく人間でいたつもりだけど
つもりだっただけで
そうでなかったのかもしれない

社会人じゃない 社会人になりなさい

とはどういうことなのか
ぱたぱた歩かなくなれば社会人?
綺麗な箸使いができれば社会人?


自分の人生
自分で設計しているつもりでも
ずっと親の庇護のもと
護られ守られ護られ過ぎた

何事も遅すぎることはない

と言うけれど
巣立ちにはタイミングがある
あっという間にメジロが巣立っていったように
魔女が13歳で修行に出るように

流れがある


不安感から脱するには
目の前のことをガムシャラにこなすしかない
その先に何が見えるかは
結局自分次第
ガムシャラに出来るか出来ないか


17:19

と秋の訪問

 2010.9.11 Saturday





















腕を通り抜ける風は少し冷たくなった
昼間の陽光はまだまだ厳しいが
虫たちの鳴き声は
徐々に高く澄んでくる

太陽ももう西に沈んでしまった


18:17

なつの終わり

 2010.8.21 Saturday





















球児たちのなつが終わった
蝉もここそこに転がる
風も少しずつ秋の気配を漂わせ

最高の季節を貰った
ありがとう
心からありがとう


22:28

人間の

 2010.8.15 Sunday














からだの構造は

太陽と地球が基になっている
宇宙が基になっている


12:37

家族になる

 2010.8.3 Tuesday





















ということは
どういうことだろうか

独りではなくふたりになる
今までの家族の構成員ではなく
筆頭になる

より自分のからだとこころを守り
より相手のからだを、こころを守ろうと
そう思った


昔の写真をみると
ぎゅっとする
あの頃を愛おしいと感じられるのは、健全。
ちゃんと前に
進んでいる証拠。


18:26

白夜の夏

 2010.7.9 Friday














たった2週間ほどの短い夏に
街も人もカモメたちも
色めきたっている

たくさん太陽を浴びよう

限られた時間を精一杯謳歌するものたちは
美しい


23:05

であいは突然に

 2010.6.22 Tuesday





















風とともにやってくる
気持ちいい空気をまとっている人は

21:36

太陽の時間

 2010.6.21 Monday





















一年でいちばん長い、夏至のこの日
沖縄の玉城
ゴホウラの断面のかたちをした城門から
太陽がはいる
まっすぐ
火ぬ神にむかって

真っ赤な太陽のシャワー
強烈で激しい光線を浴びて

ゆるやかに
おだやかに
いのる

08:08

家の庭の

 2010.6.3 Thursday




















クロキにメジロが今年も同じ場所に巣をつくった
去年そこから巣立った彼らだろうか
それとも巣立たせた彼らだろうか

今年もあっという間に巣立っていったそうだ

11:36

支配と束縛と自由と許容

 2010.5.3 Monday




















私は人間であるから
誰かと共に生活している。
社会に生きているから
見知らぬ誰かと遭遇したら
獣のように威嚇せず、人間のように挨拶をする。

自分より遠いところで生きている人には
ほとんどその影響は及ばず、
言わば、その人に自由と許容を与えている。
逆もまたしかり。

問題は、近くに生きている人。
例えば、恋人、夫婦、親子。
近くに居る関係ほど
自分=相手
と勘違いする。
支配し、支配され
束縛し、束縛され
という関係に陥り易い。
また、支配し、束縛している側は
勘違いしていること自体に気が付いていないことが多いので、
その問題は解消されにくい。

どんなに近くにいても
自分≠相手
である、ということを忘れずにいたい。
近くに生きているからこそ
気持ちよく相手を理解し、許容し、愛したい。
それが自由であることだと思うのだ。

11:22

そばに

 2010.5.1 Saturday





















居られないことは
つらい

共に感じ
味わい
眠り
愛すること

つい涙がでてしまうのは
きみの体温に触れられないからだろうか


傷や痛みは良くなるよ

20:55

イメージするのは

 2010.4.12 Monday





















綺麗な色がいい

しょぼくれて
どうにも体も心も動かないときは
そのまま
ぼーっとしていればいい

いつか飽きて
色を頭に描き出す

16:42

冬ごもりしている虫たちも

 2010.3.6 Saturday





















ごそごそと動きだし、はいでてくる頃 —啓蟄—

昼と夜が半分半分になるまで、もうすこし
いのちの循環は、日々時々刻々。

15:28

雨の夜の冬

 2010.3.2 Tuesday



















雨の音にまぎれて
夜の闇にひそんで
そこに在るモノたち

冬の寒さをまとって
シッとフッとヒッと
息をひそめている

大きく見開かれたまなこに映るのはあたし
あたしも
シッとフッとヒッと
喜びを表現しよう

誰もいない
居るのは
あたしと君たちだけ

しんしんとした
この静寂に
この漆黒に
在るのは
あたたかい君たちのエネルギー

10:55

氷点下の世界

 2010.1.16 Saturday
















夜はわたしの知らない世界
眼を開けていても
きっと
何が起こっているのか、気がつかないだろう

夢の中に入り込んでいる隙に
アッという間につくってしまう
やはり、敵わない

たくさんの、人ではないモノ達が住まう世界

16:55

時間と空間と

 2010.1.12 Tuesday
















全ての物・者・ものには、それぞれに持つ時間と空間とがある。
身に纏っている。
空気のように、確かにそこに存在する。
眼で見ることは出来ないが、感じることは出来る。

この世に生まれて間もない赤ん坊の佇まい
多くの年月を共にしてきた飼い犬と、その主人の佇まい
長年愛用してきた万年筆の佇まい
山のてっぺんで大きな岩をがっちりとつかむ、大樹の佇まい

いくつもの時空が重なり合って構成されている世界に、
その“間”に、私は居る。


何かの、誰かの時空に今日も触れる。

17:21

ほったらかしの

 2009.7.14 Tuesday

家の庭。
2階からみたら
ちょっとしたジャングルのよう。
緑の少ないこの住宅地の一画に
母が提供している
ちいさなちいさな森みたい。

2年に一度来る、心ない植木屋さんに刈られるまで
精一杯、枝葉をのばす
もうすぐ2階の窓に届く

11:13

モネの

 2008.10.21 Tuesday

睡蓮。ロータス。

昨日、新宿駅の西口と東口を繋ぐ通路を歩いていた。
空間がぐにゃりと歪む。

空間がよじれると
穴があいたように
虚なのか、実なのか、
扉が生じるようだ。


植物を
みごとだ!
と思う。
私は、植物の何に感動しているのだろうか。

17:45

眩しい夏男が

 2008.10.12 Sunday

帰ってしまい、豊艶な秋男がすぐそこにいる。
もう私の懐に入っているのかもしれない。
空が高く、目に刺さる日差しだけを残した太陽のもと、
近所の幼稚園では運動会。
父兄のゴザ敷き場所取り長蛇の列、を横目に今日はどこまでいこう

09:57